東京都地域公益活動 実践発表会

社会福祉法人は、各法人がさまざまな取り組みをし地域貢献を行っています。このたび、東京都地域公益活動推進協議会主催の「地域における公益的な取り組み 実践発表会」(2月14日、千代田区大手町・サピアホール)にて、木下財団も中央区社会福祉法人連絡会の一員として参加しました。10法人発表のうち、連合体として発表したのは同連絡会のみでした。

連絡会の発表では、最初に中央区社会福祉協議会の斉藤事務局長が、地域社会に貢献することを目的に、連絡会の立ち上げから中央区内の15法人が連携してアイディアを出し合い、2つのグループに分かれて活動した経緯と「中央区ってこんなところ」と中央区の現状について説明しました。続いて、2つの具体的な活動「ボッチャ体験&ちょこっと福祉相談会」と「福祉施設体験合宿」を木下財団と東京都手をつなぐ育成会が発表しました。最後に、朝日新聞文化事業団の是永事務局長が、この連携を通じて生まれた15法人の繋がりが今後の新しい動きや連携への可能性となることへの期待を述べました。

「障がい・健常という垣根を越えて誰もががいっしょにできるボッチャを通じて、子どもから高齢者、障がいを持った方まで、年齢や立場を超えた交流ができ、相互理解の場になったと思います」-木下財団

「高齢者や障がい者を理解するには共に過ごす時間が必要と考え、区内の特別養護老人ホームや知的障がい者生活支援施設で、小学校高学年から中学生7名に、一泊して入浴や食事の介助プログラムを体験してもらいました。10年後の福祉人材がこの経験を機会にうまれてくることを願っています」ー東京都手をつなぐ育成会